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ムルティプラで検索してこられた方には申し訳ありませんm(__)m 現状ほとんど自転車日記です^^;
by Mazoka3
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マウンテンサイクリングin乗鞍 2009
今年もマウンテンサイクリングin乗鞍に参戦してきました。

公式リザルトも出てます・・

タイム:1:20:37
クラス順位 142位/1102人 (Eクラス)
全体順位 814位/3917人

自分的には今年のメインレースですが、、目標としていた昨年のタイム更新はならず、惨敗に終わりました・・

今年の宿はロッジグリーンウッド。スタート会場からも近くて便利な宿だった。
同じEクラスに出場するオッサン3人で相部屋になる。同室のKさんは、みるからに実力者のようで、先日の美ヶ原も走られていたよう。こないだのボクの美ヶ原のタイムを言うと、調子悪かったのか?と訊かれた。乗鞍のタイムとの比率でいうと、もっといいタイムで走れるはずだということらしい。
自分的には美ヶ原もそこそこ走れた感覚でいたのだが、その延長線上では今年の乗鞍は厳しいということなのか?

そのKさん、宿の食事も取らず必要なカロリーと水だけを補給する徹底振り。レース前はタンパク質や脂類を一切とらないそうだ。まるで修行僧のようで、自分にはそこまでの節制をする覚悟はないなと思った。
傍で旨そうに酒を呑むのも申し訳なくて、2缶持っていた缶チューハイを、ゴメンなさいと謝りながら1缶だけ空けさせてもらう。

夜は同好の士どおし話は尽きなくて、9時には寝ましょうといいつつ、消灯は10時近かったか。いびきレースにはスタートダッシュで勝利して比較的よく眠れた。

朝4時頃ふと気づくと、窓の外から雨音のようなざわめきが聞こえる。にわかには信じたくなかったが、やっぱり雨だと判って気が重くなった。
朝食は5:50からで、その前に温泉に浸かって目を覚ます。軽く朝食を戴き、着替えてるころには雨もやんでいた。出走の準備を整えて、会場へと向かう。宿から会場までは下っていくだけで何のアップにもならないので、軽く辺りを走っておこうと人の流れと逆行してメイン道路を下ろうとしたら、轟音とともに前輪がパンク。昨日換えたチューブが噛んでたみたいだ。完全な作業ミス。
仕方なく下山用荷物をバスに預けてから、自転車を押して宿へと戻ってチューブ交換。宿が近くて助かった。
交換にだいぶ時間をロスして、今からスタート会場に行っても列の後ろになるのは明白なので、並ぶのはやめて宿の前の緩い坂道を数回往復して身体をほぐすことにした。7時を少し回ってから会場へと向かう。
開会式も終わった会場はもう参加者で溢れかえっていて、ステージ裏に潜り込んで出走を待つ。遅れたおかげで待ちくたびれる事もなく、スタート位置への移動が始まった。

スタートの並びは当然最後尾付近。自分の後ろには数えるほどしか人がおらず、振り向くとすぐ後ろに次の組が控えていた。前を向くと、ははるか遠くにスタートラインのブリッジが見える。

7:51。号砲と共にいよいよレースが始まった。

とはいえ、同じ組の400人近くが一斉に出るので最後尾まで動き出すのに時間がかかる。GPSのログによると、スタートラインを越えるまでに40秒近くタイムを失っている計算。
スタート位置でそんなにタイム差がつくのは理不尽だが、目標は去年の自分自身。公式タイムや順位はどうでもいいことだ、遅れたスタートも気にはしない。

走り出してもコース幅一杯に人が溢れて、ゆっくりとした滑り出し。前に出ようにも出られず、流れに乗って走り出す。最初の左カーブを曲がってから勾配が増したところでちょっとずつ隙を見つけて前に出る。

今回はガーミンを積んでくるのはやめた。記録用にはジャージのポケットにGPSロガーを入れてある。
去年の主要ポイントの通過タイムを書いてステムに貼った。こいつが今日の仮想敵機。
マウンテンサイクリングin乗鞍 2009_e0080315_77759.jpg
初めから無理をしてもしょうがないと、流れにまかせて走っていたが、最初のポイント善五郎滝ヘアピンで時計をみると予定よりも僅かだが遅れ気味。ちょっと焦りがでて、気持ちペースを上げていく。次のポイント休暇村を通過するころにやっとイーブンペースに戻すだけで結構しんどい。去年は序盤スローペースだったはずなのに・・。こんなに速かったっけ?今のピッチを刻めなくはないが、ちょっと無理している感が漂う。ハァハァと息が上がる。その息音で前の人が道を開けてくれるほど・・。

三本滝のCP1を通過。給水は受けとらずに素通りする。時計を見ると21分くらいを指している。去年に対して約1分のアドバンテージを築く。タイム的には上々の序盤戦だが、そのために力を使いすぎている感じ。この調子で最後まで持つのか不安になるけど、行けると信じて進むのみ。

CP1を過ぎると勾配が増し始める。、ここからが正念場だ。相変わらずコースは混雑している。頑張りすぎないように、けれども休まないように、少しでも前を目指すけれども去年より明らかに苦しい。

やがて九十九折れの急勾配区間に入る。1年経って再会した乗鞍のコースは、去年より勾配がキツくなっていた・・。いや実際に勾配が変わっているはずはないのだけれど、傾斜の体感なんて調子次第でどうにでも変わると思った。もう乗鞍の勾配がユルユルだとか、大したことないとか、戯言をほざくのは止めます・・・。

早々に25Tまで落としてできるだけ脚を使いすぎないように回していく。ヘアピンでも10km/hは切らないように無理矢理ダンシング。去年はここいらで速い人についてペースを上げたのにと思いながら、明らかにそれよりはスピードが出ていない気がする。そろそろ九十九折れも終わるかと思う頃に冷泉小屋が出てきてがっかりした。さすがに脚が重くなってきたが気力で行く。

もうこれでヘアピンも終りかという期待を何度か外されて、やっと位ヶ原山荘が見えた。第2の給水ポイントだが、ここでも水は貰わない。時計は56分くらいで通過。去年よりもまだ40秒ほどだが先行している。急勾配区間で苦しんだ割には思ったほどはタイムを失っていないと思ったが、後からデータみたら給水ポイントで減速しなかった分でなんとか稼いでいるというセコさ。

位ヶ原山荘を過ぎてほどなく残り5キロの看板を通過する。一瞬緩んだ勾配が再び増してきて、あと20分の辛抱だというところで、ふくらはぎがピクピクしはじめる。なんとか誤魔化して登り続けるも、森林限界を越えて視界が開けるあたりでついに右足が悲鳴を上げた。ふくらがぎが攣ってもうそれ以上踏めなくなった。

「くそっ!」思わず言葉が口をつく。ここで失速したら記録更新は絶望的と判っているだけに、悔しいやら腹が立つやら・・。
やむなく脚を止めてサイクリングペースに落とす。メーターは一桁を指していたが、どうしようもなかった。さっきまで抜きつ抜かれつデッドヒートを繰り返していた選手が追越していく。着いていこうにも、もう黙って見送るしかなかった。

スタートからずっと雲に覆われて悪かった視界が、この頃には幾分晴れてきてた。ゴールまで続く道が見通せるけど、まだあんなに遠いのか。半ば諦め気分で、よほど自転車を止めて降りようかと思ったが、なんとか足だけは着かず進んでいると、多少攣り具合がマシになったので再び加速。
けれども力を込めるとまたすぐに脚がいうことを聞かなくなって、戦闘中断。全然前に進まない。ゆるゆるとゴールを目指すので精いっぱい。

あと300mの看板。すぐそこに見えるゴールが限りなく遠く感じる。そのままラストスパートをかけることもできず流れにまかせてゴールラインを越えた。手元時計で1:20をちょっとオーバー。

目標としていた去年のタイムには1分ほど届かず、勝敗でいえば完全に敗北。

マウンテンサイクリングin乗鞍 2009_e0080315_773856.gif
中盤までは去年を若干上回るペースでいけたけど、最後まで持たなかった。結局去年のレベルにまで達していなかったということ。戦前には「なんだか行けそうな気が」していたけど、全然甘い見通しでした。
去年の参戦記に、「同じタイムはもう出せないかも」と書いたけど、本当にそんな気がしてきた。また一から出直しですねぇ・・
by Mazoka3 | 2009-09-01 07:05 | 自転車レース・イベント
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